新たな始まりに向かって。。
『SETAGAYA ENDOSCOPY』プロジェクト始動に向けて、2019年10月現在、ひとつずつ、僕の勤務は終わりを迎えています。
本日は八王子の消化器クリニックでの勤務最終日でした。
今年の2月に八王子の尊敬する院長の開業セミナーのプレゼンを京橋で拝聴し、ぜひこのクリニックで働いてみたい!
桜新町での開業前に、学びを重ねるために、憧れの院長が運営している素晴らしい組織の一員になって働きたい!とそのとき即座に感じました。ご講演では院長の紹介していた書籍や医業経営の分析方法などまさに目からウロコ。こんなにもバランスのとれた医者(経営者)が存在するなんて。
感動。
虎の門病院での僕の退職が周知し始め、外科勤務の時間にすこしゆとりがでてきた5月、開業準備という名目で職場の理解を得て、その機会は巡ってきました。
5月中旬に、ほぼ面識はない状態で、2月にいただいた院長の名刺の名刺を握りしめながら思いきって、ダメもとでメール送信をクリック。
富沢:『はじめまして、富沢と申します。現職は虎の門病院です。(中略)期間限定で、しかも力量不足かもしれませんが貴院でぜひ、働かせていただきたいのです!(略)』
–当日、数時間後にすぐに返信あり。その圧倒的なスピード感に驚きました。–
院長:『了解しました、5月20日から勤務できますか?』
富沢『はい!!』
院長『午前中外来で、午後は内視鏡、内視鏡終了後に外来をおねがいします』
富沢『はい!!』
ここまでの決定がわずか数時間で行われました。
院長の器の広さに感激したことは忘れもしません。
・消化器内視鏡クリニックとして圧巻の5階建てのスケール
・1日来院患者数は200名超で、圧倒的な人気を誇る地域密着のクリニック
・その評判から患者さんは他県からも
・勤務している医師が大学病院を問わず多くの施設から集結
・待ち時間をできる限り少なくするための、ハード、ソフト面両方の充実
・内視鏡や腹部エコーのみならず造影CTも対応
・病院専用アプリ
・受付1Fに先鋭的なペッパー君(クリニックなのにすごい!)
・台風発生時の院長の神対応
・徹底された快適な内視鏡導線
・とにかく僕ら内視鏡医師は検査に集中できる、周りのサポート体制の充実
・コメディカルの個々の洗練された能力
・そして、絶え間ない笑顔、『人材』が『人財』になっている
・気持ちよく働ける環境
長所をあげれば枚挙にいとまがありません。短所は半年勤務して一切なし。
すべては院長のリーダーシップとマネジメントが効いている。
この約半年間でたくさんのことを勉強させていただきましたが、一番の成果は経営者の在るべき姿、について勉強させていただきましたこと。TOPのビジョンが明確なので、コメディカルスタッフが笑顔で元気に働ける。このような医師を僕は今まで見たことがありませんでした。この半年間は貴重な価値観に触れ続けることができた濃密な時間でした。
勤務初日の5月20日(ちなみに、虎の門病院は開院記念日で休診日)は毎日行われている全体ミーティングで挨拶の機会をいただきました。
本日10月28日最終日は6時前に起床。8時前に新宿から京王線で八王子入り。8時半からのミーテングで最終勤務のご報告、みなさまの前で感謝の気持ちを述べることができました。
関係者のみなさま、週1回で半年間という短い期間ではございましたが、本当にどうもありがとうございました!
いただいたご恩は富沢は決して忘れません。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
最後の挨拶を皆様にして、後ろ髪がひかれる思いで1Fから外に出るとき、
気がつくと、ペッパー君も丁寧におじぎをしてくれていました。
行ってきます!
桜新町の胃腸科『せたがや内科・消化器クリニック』は12月3日開業です!