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開業までの日記③~電子カルテ~

前回までの開業日記

①理念

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③コンサル会社

④士業

 

について書きました。今回第3回も『いま』、行っている開業準備について詳細に公開します。開業途中の具体的な行程を、タイムリーに発信しているDrをあまり見たことがありません。書籍や雑誌のインタビューなどで開業後に過去を振り返っている本は見かけます。僕の『いま』勤務医と開業医の狭間の立ち位置からの発信は希少だと思います。勤務医の誰かのために、また来院してくださる患者さんのために、そして僕のためにこうして航海日誌として、記録し残しておきます。

 

さて、新規内視鏡クリニックをオープンするために医療機器は重要な要素。内視鏡、内視鏡用ベッド、電子カルテ、腹部超音波、X線装置、CRかDRか、生体モニター、心電計、血圧計、AED。

大きなものといえば、ざっとこれくらいは少なくとも必要になります。

すべての機器に一切の妥協をせず決定する。それが出発点のコンセプト。上記の中で一番、使用頻度高いものから、選定しようと考え、まずは電子カルテ会社から開業9か月前ころからヒアリングを始めました。

 

以下は全て僕の私見です。

クリニック用電子カルテは病院とは全く違います。違わなければいけません。病院システムでは、一般に受付、診療、内視鏡、画像、さらにはお会計まで細分化されていると思います。しかしながらクリニックのカルテではこれらを1つにまとめた機能を重要視します。いかに患者さんを待たせることなく、受付から診察、胃・大腸カメラ(大腸内視鏡)、お会計、さらにレセプト業務まで円滑に行えるか。さらに病院カルテシステムにありがちな、一度も使ってないような機能は一切必要ありません(私見です)。いかに確実で効率よく、安定して継続的に診療を行うことができるか。

クリニック用の電子カルテも、他の医療機器などに違わず、数多く存在します。本当に色々なタイプの電子カルテがあり、それぞれの会社に一長一短があります。検査・病理システムと連動していたり、内視鏡ファイリングシステムが搭載されていたり、クラウド型だったり、などなど。計8種類のタイプの電子カルテのデモを行いました。

僕は虎の門以外の複数のクリニックでも勤務実績がありますので電子カルテは色々な会社のシステムを使い慣れています。

当初、選ぶポイントは見やすいレイアウト、おしゃれかつシンプルなデザイン、効率的な患者、職員導線を具現化するシステム、等をコンセプトに考えました。しかしながら、選定していく中で最終的にたどり着いた最適解は、ただ1つ。

『僕以外が使いやすいか、どうか

電子カルテはどれを使おうと、おそらくこれは慣れ、だと感じていますし、Drの皆さんもここに共感するところだと思います。どこの会社を使おうと、毎日、運用しなければならないものですから、努力しますし、その結果、自然に慣れてしまいますのもね。

ですので、繰り返し強調しますが、クリニックにとって最適な電子カルテとは何か?というという問いに対する解は、院長以外も使いやすい、という結論に至りました。僕は毎日使用するので、必ず慣れますし、使いこなします。そうでなければ診療が成り立ちませんから。大事なのは院長以外が、ストレスなく快適に勤務できるようにすること。事務さんも看護師さんも非常勤医師も、誰でも直感で使えて、見やすく操作性の良い電子カルテ。これにおしゃれでかつシンプルなデザインと効率的なシステム機能の両輪を兼ね備えた逸品が見つかり、決定に向けて現在交渉中です!

 

『せたがや内科・消化器クリニック』は電子カルテの選定にこだわりました!最終決定が知りたい方は是非ご来院ください!メール(tomizawa@tokyo-onaka.com)でもお答えします!

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