今回は、虎の門病院後輩Drへあてて書きます。
外科レジデント、そして内科、専修科すべての後輩レジデントたちへ
『どうして富沢先生、辞めちゃうんですか?』
『どうして?』『なぜ?』という率直な気持ちがみんなから伝わりました。
僕は今、分岐点にいます。
歩んできた医師人生の経験してきたことを糧として、またその経験が自信となり、今よりも、もっと『人のためになりたい』『多くの人を幸せにしたい』という選択をする結論に至りました。
現在、虎の門にいる後輩レジデントたちへは、この数か月の間、ひとりひとり、時間をかけて意志を伝えてきました。
僕がなぜ開業するのか、今でも完全に理解できる人はいないと思います。学年が低ければ、きっとその傾向は強いことでしょう。
開業を打ち明けたときのみんなの最初の反応は、100%、驚きの表情でした。ですが、次の瞬間、パッと明るくなって、激励してくれました。
そして今では、会うたびに進捗状況を聞いてくれるとともに、色々な提案もしてくれています。
1年目の研修医から、多くの経験を積んだ、フェローまで、大勢の素晴らしい後輩に恵まれ、多くのことを学ばせていただきました。
ただ、ひとつ、気がかりがあります。それは虎の門を卒業して国内外の各地で活躍している、後輩たちに直接会って、この経緯の報告ができないことです。
とくに同じチームで、救急や緊急手術の修羅場を嫌な顔一つしないで、患者さんの笑顔を取り戻すべく、一緒に頑張ってきた外科レジデントたち。
今もそうだと思うけども、苦楽をともにしたあの頃、君たちはとても優秀で、輝いていました。
直接伝えることができないから、しっかり、と気持ちが伝わるようにブログを綴っていきます。そしてまた、開業の決意に至った過程はブログで熱く語ります。
帰国したら、あるいは東京に来たら、桜新町に遊びに来てね!
現職のレジデントたちも相談があればいつでも桜新町までどうぞ!
(水曜日は今までどおり、虎の門で外来です!)
2019年、世田谷桜新町、用賀駅から徒歩圏内に『せたがや内科・消化器クリニック』を開院致します。