9月の連休を利用して故郷である、北海道は札幌の隣町、石狩支庁の江別に帰省しました。
まだ蒸し暑い東京とは全く異なった、過ごしやすい気候。サイロやナナカマドや白樺のある風景。リス注意の看板。実家は酪農学園大学の近くなので朝になるとその日の風向きによって、牛舎の香りが冷たい風と共にほのかにやってきます。(今年は熊が酪農学園大周辺に出没して大騒ぎ。)木々が風にゆれてざわめく音、ビルがなく遮るものがない青空。鳥のさえずり、遠くから聞こえてくる列車音。土と緑の独特の香り。背の高い木々。大きな葉っぱ。季節外れの紫陽花。湿気がなく心地よい秋の風。収穫された海の幸、山の幸。東京で暮らしていて感じますが、北海道は6月と9月がもっとも過ごしやすい季節です。東京は6月は梅雨、9月は残暑ですから、都内に住んでいるとこのコントラストが一層引き立ちます。五感で9月の故郷を十分に満喫してきました。
今回も世田谷からの拓北農兵隊(屯田兵)が昭和の時代に江別で開拓に従事した集落である、世田ヶ谷に行ってきました。同じ江別市内で、家から車で15分くらいの場所にあります。今は、ほぼバス停しかありません。
バス停の写真を撮影いていると1時間~2時間に1本のバスが偶然、停車。乗客はほんのわずか。
バス停の周りはほとんど、何もありません。
北海道の原風景を想起させる、ススキノが風に揺れている緑林。きっと泥炭地の開拓をしていた世田谷からの屯田兵の人たちもこの原風景を見ていたんだろう、と感慨深く考えました。
また、札幌の大先輩の開業医からも指南をいただきました。
『せたがや内科・消化器クリニック』院長は世田谷からの屯田兵で有名な北海道江別市出身です!