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胆石症 胆のう炎について

ここ最近、季節の変化に伴い、急性胃腸炎による腹痛受診の患者様が増加しております。

当クリニックを受診される腹痛の患者様の鑑別診断としては、胃腸炎が最も多いのですが、中には正確に診断しなければならない疾患(緊急を要するかどうかの判断が必要な疾患)が紛れております。

 

以下に、見逃してはならない代表的な腹痛を呈する疾患を列挙すると、

消化器系の悪性腫瘍(癌)、急性肝炎、急性膵炎、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、腸閉塞、胃・十二指腸潰瘍、胃アニサキス症、尿路結石、大腸憩室炎、卵巣軸捻転などの婦人科系疾患があります。

これらの疾患に対して、当院では身体所見に加えて、上下部内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)、腹部超音波(腹部エコー)、腹部レントゲン、採血を駆使して、鑑別診断を絞り込み、確定診断につなげていきます。

 

この中でも、胆石症による腹痛はしばしば胃・十二指腸疾患との鑑別が困難な場合があり、特に腹部エコーが有効となります。腹痛が持続するため胃カメラ目的で受診された患者さまに、胃カメラを施行するも異状なく、腹部エコーを施行したところ、胆嚢病変(胆石症)を指摘し、確定診断につながることをよく経験します。

 

胆石症は、胆のうや胆管に胆石ができる病気です。 胆汁に含まれるコレステロールやカルシウム成分が固まり、石のようになってしまうことで発症します。

初期の段階では自覚症状がないことも多いですが、胆石が胆管に詰まったり炎症が起きたりすると、右上腹部の鋭い痛み、発熱、吐き気、さらには黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)が出ることがあります。

 

腹痛の原因検索は内視鏡検査だけではありません。

当院では月に約250件の超音波検査を施行し、腹部疾患の確定診断に努めています。

Webからも予約可能、土曜日も予約可能ですので、気になる方は受診予約をおすすめ致します!

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