少し時間ができましたので、診療実績を振り返りながらご報告致します。
昨今のコロナ情勢のなか、当院は順調に内視鏡診療を続け、
2019年12月の開業以来、約20か月間で上部(胃カメラ(胃内視鏡))・下部(大腸カメラ(大腸内視鏡))消化管内視鏡の
合計は、これまでに、3205件を施行いたしました。
内訳ですが、
2019年12月は122件
2020年1月~12月は1810件
2021年1月~7月末までは1273件
という集計結果でした。
特に当院は消化器がん診療に重点を置いており、
約1年8か月の内視鏡診療で、
食道がん(早期がん、進行がん合計)、5件
胃がん(早期がん、進行がん合計)、28件
大腸がん(早期がん、進行がん合計)、35件
を発見致しました。
上記の病気が発見され次第、すみやかに虎の門病院消化器専門チームと連携し、
1日も早い治療を開始しています。
とくに進行大腸がんの場合は、当院での発見から2週間以内に手術ができるように
可及的速やかに入院加療を手配しています。
私自身も虎の門病院で水曜日に外来診療を施行しておりますため、
術後フォローも同時に施行しておりますし、
もちろんクリニックでも状況に応じてフォロー可能です。
最近は他の施設で大腸がんと診断され、当院に相談に来ていただくケースが増えております。
たとえば、、
・他院で大腸がんと診断されたが、手術かどうか迷っている
・進行がんと診断されたが、もっと早く手術を計画してほしい
・開腹手術を進められているが、腹腔鏡手術を希望したい
・直腸がんで人工肛門をすすめられているが、肛門は温存したい
などなど。
もちろん、虎の門病院では早期に腹腔鏡手術(状況によってロボット手術も)が可能ですし、
集学的治療(放射線、化学療法)により肛門温存に努めています。
ご不明な点がありましたら、遠慮なくご相談ください。
これからも
世田谷区を中心とした、地域の皆様の消化器がん診療に真摯に精進していきたいと思います。