当院では、10月に入り、発熱外来の受診者数の増加とともに、インフルエンザ陽性(100%インフルエンザA型)が徐々に増え始め、先週あたりから、コロナウイルス陽性率を逆転しました。
インフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる感染症で、例年冬季(2月がピーク)に流行しますが、今年は流行がすでに始まっており、10月~11月のピークと2月~3月の1シーズンで2回のピークを指摘する専門家の方もいますし、実地臨床から私もこの見解には同感です。
発熱、全身の倦怠感、筋肉痛、喉の痛みなどの症状を引き起こし、感染は飛沫感染や触れた手を介して広がり、発症後約1週間ほど他の人にウイルスを伝染させる可能性があります。
予防策として、手洗いやマスクの着用、人混みの避けることが重要です。
また、インフルエンザワクチンを接種することで、感染のリスクを軽減できます。
症状が出た場合は、早めに診察、検査を受けることが大切で、早期に適切な薬物治療(タミフル等)を開始します。
最大の防御策は予防につきます。
そしてその予防にワクチンは非常に重要と考えます。
今年はインフルエンザワクチンの在庫を例年以上に確保しておりますので、早めの接種をよろしくお願いします。