現在の当院での内視鏡診療についてお知らせいたします。
日本消化器内視鏡学会より2020年4月22日に改訂第4版として
『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への消化器内視鏡診療についての提言』
が出されました。
これは緊急事態宣言下は緊急以外の内視鏡診療を推奨しない、という趣旨の学会からの提言になります。
4月以前は当院では、前日の夜から食事抜きであれば、来院したその日に胃カメラ(胃内視鏡)の診療を即日に行える体制を確保していました。
また、大腸カメラ(大腸内視鏡)も最短、受診翌日には施行しておりました。
しかしながら新型コロナウイルスに対する政府の緊急事態宣言後から、
症状のないスクリーニングの内視鏡検査は検査者、
患者様の双方にとって、好ましくないと考えられ、大変申し訳ございませんが、
現在予約を受け付けておりません。
また、自費による企業検診や世田谷区の胃カメラ(胃内視鏡)検診もすべて受け付けておりません。
しかしながら、強い有症状で悪性腫瘍が疑われる方(採血で腫瘍マーカーが高い)は、癌の見逃しにもつながりかねないため、
防護策(N95マスク、ガウン、ゴーグル等)を十分に施行した上で施行することを考慮しております。
(N95のご寄付、大変感謝しております!!)
実際に、このような状況下でも4月は1例の胃がん、複数例の大腸がんを発見し、即、虎の門病院で治療しております。
がん専門病院の手術延期が相次ぐ中、虎の門病院消化器外科、とくに下部消化器外科は大腸がんの治療に頑張っております!!
学会や医師会からの提言などで状況が変わりましたら、再度告知いたします。
感染拡大防止のために、皆様のご理解とご協力どうぞよろしくお願い致します。