ニューヨークやヨーロッパの出来事は決して他人事ではありません。
僕は桜新町のクリニック以外にも大病院勤務もしていますので、コロナウイルスの臨床経過、感染力、
恐ろしさを日々身に染みて感じています。
本日4月7日新型コロナウイルス感染症に対して政府による緊急事態宣言が発令されました。
4月7現在、基本的に発熱患者様は以下の運用とさせていただいております。
①感冒症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている場合
②強いだるさや息苦しさがある場合
③高齢者や妊娠中または心臓病、糖尿病などの基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
上記に該当し新型コロナウイルス感染が疑わしい場合、2020年3月末現在、クリニックでは確定診断ができませんので、感染が疑われる場合は下記にお問い合わせいただきますよう宜しくお願い致します。
①世田谷区保健所感染対策課
03-5432-2910(平日8:30~17:15)
②東京都福祉保健局専用窓口
03-5320-4592(土日休日含む9:00~21:00)
③厚生労働省 0120-565-653
しかしながら、コロナウイルス感染症例の他に、虫垂炎や憩室炎、下血、腸炎など腹部疾患を患う患者さまも
いらっしゃいます。
貧血が契機で進行大腸がんで準緊急的に手術が必要になったり(大腸カメラ(大腸内視鏡)にて確定診断)、
胸やけで受診し、胃カメラ(胃内視鏡)にて進行胃がんが発見されたりと、内視鏡によるがん診療の必要性も再度自覚しています。
ですので、このような状況下であっても、物資が続く限りは内視鏡診療は通常通り継続しています。
このため、当院ではクリニック内でも前回ブログで記載した『3つの密』(クリックするとリンクします)
を避ける運用をさらに強化しております。
・看護師のみならず、受付スタッフもゴーグル、マスク、エプロンを常時着用しています。
・常にクリニックのドア、窓を開放して換気しています。
・発熱患者様は待合室の外で診察対応させていただいております。
・待合室は混雑を避けるために、間隔を十分あけて座ってもらっています。
・職員は手洗い、消毒をさらに強化しています。
・初診の方は症状に関わらず、必ず検温させていただいております。
・オンライン診療を運用しています。
この中で、オンライン診療については、本日安倍総理が初診にも対応する旨の発言をしていました。
実は個人的にその動向に早くから注視しております。
治療方法が確立されていない、コロナウイルスの感染拡大による
医療崩壊を防ぐ非常に重要なツールと思っております。
病院勤務として、クリニック院長として現場からはオンライン診療の必要性を強く感じていますので、
この点に関して僕なりの考え方をブログにてどこかで記載しておきたいと思っています。