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アニサキス増加中

2021年1月20日のブログでも記載しましたアニサキスについて記載します。

 

メディアでも話題になっておりますが、

今年の春頃より当院でもアニサキス症例がますます増加しています。

とくに6月下旬~7月中旬はほぼ1日おきに緊急胃内視鏡にてアニサキスを摘出しました。

 

以前はサバの生食やイカ(特にホタルイカ)、カツオによるアニサキスの症例が多かった印象ですが、

最近は、イサキやアジ、ヒラメなど、以前はあまりアニサキスの宿主としてメジャーではない魚種の生食で発症する症例に遭遇しています。

 

生サバに限らず、海鮮を生食した後の、下痢のない周期的な腹痛はアニサキスを疑うようにしています。

問診からアニサキスを積極的に疑う場合は躊躇なく緊急内視鏡を施行。

また、症状や経過が微妙(積極的には疑わないが完全に否定できない)で、すぐに内視鏡に踏み切れないようなケースでは腹部超音波にて胃の壁肥厚(アニサキス刺傷による炎症所見)を確認し、

そのような所見あれば緊急内視鏡を施行します。

 

アニサキス予防としては、

◆ 新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く
◆ 魚の内臓を生でたべないこと
◆ 目視で確認して、アニサキス幼虫を除去すること
◆ -20℃で24時間以上冷凍
◆ 加熱(70℃以上、または60℃なら1分)

また、酢での処理、塩漬け、醤油やわさびでは、アニサキスは死滅しません!

 

 

アニサキスを疑う症状、経過があればお電話で連絡してください。

可能な限り、緊急内視鏡にてアニサキス摘出を施行致します!

病気について
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